2017年8月27日日曜日

やっぱり怖かった Dunkirk(ダンケルク)

3週間以上前に「映画館で観られそう」と書いてた(こちら)"Dunkirk" ようやく昨日観て来ました。


前回も載せた日本の予告編↑


「IMAXで観たい」と言っていた夫の願いむなしく、さすがにいちばん近い映画館の IMAX 上映は終わってしまっていて、AVX で見ることになりました。

が、結果的に言って、IMAX で観なくてよかった…(´▽`;)

と言うのも、音響がとにかく半端ない!
正直言って、音が大きすぎる!!!

そして、「血みどろさはない」と言うクリストファー・ノーラン監督の言葉を信じた私がバカだった。

ていうかPG13なんで、実際に血みどろさはほとんどないし言葉も汚くない(そもそもセリフが少ない)んだけど、

やっぱり戦争映画ですから。

心臓が止まるかと思うようなシーンもあるわけで。

それが大音響でドーンと来るもんだから、IMAX だったらショック死してたかも…っていうのは大げさだけど、思わずキャッと声を出してしまったシーンもあったので、IMAX だったら大声で叫んでたかもです。

さすがに公開後1ヶ月以上経っていたので土曜にもかかわらず人がまばらで、私たちの前の列にはだれもいなかったからよかったものの、満席だったらひんしゅくですよね。


というわけで、音響のいい映画館で観る場合はなるべくうしろの方に座ることをおすすめします。

私たちは最後列に座ってたのにもかかわらず、映画の半分くらいは耳を半分ふさぎ、4分の1くらいは完全にふさいでました(汗)。

もちろん、そんなのへっちゃらな方は別です。


前置きが長くなりました。

以下、ネタバレ含みます。







お話そのものは、ちょっと期待はずれだったというのが正直な感想。

ただ、美しい海で繰り広げられる戦闘がものすごくリアルで、ほんとうに戦闘機や船を壊しちゃったようにしか見えなかったりとか、いったいどうやって撮影したのかとうなってしまう、そのへんは映画館で観た価値はおおいにありました。


期待はずれだった要因は、字幕なしで観たので何を言ってるのか半分以上わからなかっただけでなく、

  • 時間軸が行ったり来たりする
  • 若い兵士の顔の見分けがつかない(ワンディレクションのハリー・スタイルズだけはわかった)
  • 飛行士の顔がマスクでおおわれているため飛行士も見分けがつきにくい(トム・ハーディだけはわかるはずなのに、目しか見えないのでいまいちわかりにくかった)
  • どの戦闘機がどこの国のものなのかわかりにくい

…というような理由で頭が混乱してしまったことが大きいです。


* 映画を観たあとであらすじ解説しているサイトを読んで、なぜ時間軸があちこちに飛ぶのかわかりました。

ウィキペディア(英語)を見ても、戦闘機が戦うシーンはほんの1時間ほどなのに対し、陸や海の上の引き上げ作戦は数日に及んでいたのだということがわかり、ようやく納得。

細かく言えば、陸は1週間、海は1日、空のシーンは1時間だそうです。それ、最初に知っておきたかったなあ(笑)。


ほかに、楽しみにしていた豪華キャスト陣のほとんどがカメオ程度の「脇役」扱いで、大好きなキリアン・マーフィに至ってはおくびょう者みたいな描かれ方(しかも助けてくれた民間船の少年ジョージを突き飛ばして大けがさせてしまう)だったのもがっかりでした。

あと、そのキリアン・マーフィを助けた民間船のキャプテン、ドーソンが、ジョージが大けがをしていて一刻も早く手当てをしたほうがいい状態なのに、イギリスに戻らずそのままダンケルクに向かったのも「?」でした。

それが自分の息子だったらどうしたかなあ…とか考えてしまって。

ドーソンおじさんが最高にかっこよかったのも確かなのですが。民間人なのに、味方の戦闘機の墜落を見て「生きているかもしれない!」と息子の反対を押し切って助けに行ったり。

ただし実際パイロットが生きていて、あわやというところで助けることができたのはちょっぴり都合よすぎてリアリティに欠けてたかも。

戦闘シーンや船が沈没するところはリアルなのに、ストーリー上、そのように都合よすぎる部分がちらほらあったためにそこだけ急に作り話っぽくなってしまったのはちょっと残念でした。

なかでも最も信じがたかったのが、トム・ハーディの戦闘機がガス欠になってからも攻撃を続けたり、ギリギリで着地できたりする場面(そのあと、捕虜として?敵側につかまってしまうのが切なかった)。

飛行機に詳しくないのでそういうことが実際可能なのか知りませんが、ちょっとウソっぽく感じてしまいました(^^;

トム・ハーディがかっこいい役だったのは嬉しかったけども!


だらだら書きましたが、ひとことで言えば、「映像はかっこいいけど、ストーリーがいまいち弱い(わかりにくい)」というのが私の感想です。


ダンケルクの戦いについて、軽く一読しておくと少しはわかりやすいかも:
(ウィキペディア)
ダンケルクの戦い
ダイナモ作戦



そうそう、ストーリーとは関係ないですが、ひとつ大いなる勘違いをしてた話。

長身のイギリス人将校のことをずっとレイフ・ファインズだと思い込んでいて、彼を見るたびに「軍服姿のレイフ・ファインズってどうしても『シンドラーのリスト』のドイツ人将校を思い出しちゃうなあ」なんて思ってたんですが…

映画が終わってから「あれはレイフ・ファインズじゃなくてジェームス・ダーシー(『エージェント・カーター』のジャーヴィス)だった!!!」と気づいてあぜん。

「レイフ・ファインズ、まだまだ若いなあ」なんて思ってたけど、それもそのはず、ジェームス・ダーシーはまだ42歳ですから!今年で55歳になるレイフ・ファインズより13歳も若いんですからね。


もっとちゃんと自分の文章を読み直したりしたかったんだけど、今夜のゲーム・オブ・スローンズの話を書きたいのでダラダラな文章のままでアップします(^^;

Posted on Sunday, August 27, 2017

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2 件のコメント:

  1. どうもですtakです。こっちにもお邪魔しますw

    こんな魅力的な場所があることに今まで気づかなかったのが悔しくてなりませんw海外ドラマも大好きだけど映画も大好き!

    この前レイトショーでスパイダーマンを見たのですが、その予告でダンケルクを見ました。これは絶対劇場で見るべき作品だなと思いました!(あとブレイドランナーも!)

    音大きいから後ろ推奨ですね、ふむふむ…僕はいつも最前列で体育座りしながら見上げて見るのでとても参考になります。チョコさんあざーっす!

    ちなみにですが、今回のスパイダーマンめっちゃ面白かったです。個人的にはここ数年で一番楽しかった!オススメで~す!それでは失礼しま~す^^

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    1. takさん、こちらにもコメントありがとうございます!
      そうなんです、もともとはアメブロでテレビも映画もひっくるめたブログをしてたのを、カテゴリーが増えすぎたりとかあって、ブロガー引越しに伴い分けたんですが…最近やっぱいっしょにしちゃおうかなあとかも考えてます(笑)。作業がめんどくさくて放置してますが。

      そうですね、ダンケルクは映画館で観た方が迫力あっていいと思います。大音響がムリな人はDVDをおすすめしますが(笑)。

      私も以前は前の方に座る派でしたよ〜☆
      体育座りはしませんが(笑)

      スパイダーマン、アンドリュー・ガーフィールド版よりよかったですよね。感想こっちに書いてますのでよかったらどうぞ^^

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